テックキャンプでパニック障害になりそうだった話
テックキャンプ受講48日目のアイコです!
昨日やっと最終課題であるフリマアプリの実装が終わりました。
自分を追い込むことでプログラミング学習に集中しようと「短期集中10週間コース」を選びましたが結果、病みました😅
今回はそのお話をしようと思います。
目次
・パニック障害の初期症状がではじめる
・病んだ原因
・改善するためにやったこと
パニック障害の症状がではじめる
テックキャンプ受講から3週間くらいからでした。
・吐き気
パソコンに向かいコードに向かうと酷い吐き気に襲われるようになりました。
胃に何も入っていないので吐くこともできないまま吐き気に襲われ、ただ胃液だけを吐いてました。
・激しい動機
朝4時くらいに激しい動悸で飛び起きるようになりました。
不安に襲われて心臓を握りしめられているような感覚に陥り息ができなくなる。
・手が汗ばむ
MacBookはマウスを使わずトラックパッドで操作しているのですが、そのトラックパッドが汗ばんだ手で滑りが悪くなること多々ありました。
病んだ原因
・前提
私は去年8月に長年務めた派遣先から突然、私だけが雇い止めになりました。
お客様にも親身で、営業成績も悪くなく知識にも自信がありました。
36才独身でこのままではダメだ、自分を変えたい、解雇した上司を見返したい。
そんな一心でテックキャンプの無料カウンセリングを受け受講することにしました。
初めから心身も自尊心もボロボロの状態でした。
・頑張っても理解が追いつかない学習内容
「プログラミングは難しい」という認識はありました。
なのにテックキャンプ受講まで一切の事前学習をしませんでした。
テックキャンプに入って初めて「Ruby」「Rails」という言葉を聞いたのです。
VSコードもスラックもシークエルプロも初めて使いました。
ちょっとHTML、CSS、Javaをいじったことがあるど素人だったのです。
そうして初めたプログラミング学習は苦悩の連続でした。
・学習量が多さ
テックキャンプは朝10時に初まりまずドリルから始まります。
これがコードを書きなさい系の問題・・・😰
基礎もできていないのに書けるわけがない💦
問題を見て答えを見て覚えようと努力はするけど、カリュキュラムも同時並行で覚えなくてはいけない学習量が多すぎる!
その上進捗状況に終了目標何日までと記入があるので遅れてると一目瞭然ですごく焦ります。
・学習を急かされる
毎週ライフコーチと面談の中で「今週どこまで進んだか」「今週の課題」「それに対するアクションプラン」「来週どこまで学習を進めるかの目標」を決めます。
これが「ここまでやれば2日早く進められてます!」とか肯定的に詰められますw
かなりのプレッシャーがかかります。
・学習を進めてどんどん先に進んでいくチームメイト
私のチームは7人でした。
この中の5人は事前にpro gateなどをやっていたり、エンジニアの知り合いがいたりという方々でした。
かなり早い段階で進んでいきアウトプットで何の事を言っているのかわからない始末。
初めは追いついてやる!という気持ちでしたが離されすぎて気が滅入っていきました。
・1度目の挫折
1度目の挫折は2週間が終わった時にやる試験です。
これが中々受からず再々試験でやっと受かりました。
この時、難しすぎて無理かもしれない止めたいと思いましたが、テックキャンプ受講のためにMacBookを3ヶ月3万円でレンタルしてたし、こんな序盤で諦めるのか!?自分の覚悟はそんなものだったのか!?と思い踏みとどまりました。
この試験も2週間目の金曜日までに受からないと次に進めないという期日がありました。
土日仕事中に勉強をして実際受かったのは日曜日だった気がします。
・2度目の挫折
2度目はproto spaceというアプリの実装です。
手順はある程度書かれているけども、やり方は今までのカリュキュラムを検索して実装するタイプでした。
今まではほぼカリュキュラムのコピペでできていたのが引用になった事でレベルがかなり上がりました。
期日ギリギリになり答えが配布されたにも関わらず出来ず、期日より3日遅れて完成しました。
・3度目の挫折
3度目の挫折はラスボス最終課題フリマアプリです。
これもかなり苦戦しました。
特に最後のクレジットカードに実装は高難易度で、新しい機能2つを実装していくのでエラーの嵐!
赤い画面が表示されるたびに泣きそうでした。
・ホストだったことを忘れてた
テックキャンプは細かい時間割とアウトプットの時間があり、代表してzoomで部屋を立ち上げる人をホストと呼びます。
このホストは1日ごと交代制なのですが今日は誰々さんですとアナウスはなく順番にやるので何日が自分のホストの日かスケジュールに入れておりました。
「明日ホストの日だなぁ」と認識はあったのにホストだということをすっかり忘れて朝10時にスラックにズームのURLを投稿できませんでした。
(10:05くらいには投稿できたんですけどね)
この失敗が1日を狂わせました。
なんで覚えてたのに忘れた!みんなに迷惑をかけた!
自分はこんなこともできないダメなやつだ。
発達障害じゃないか?発達障害の病院受けた方がいいんじゃないか。
発達障害セルフチェック何度もやりはじめる。
もういっそ障害者として生きればいい。どうやったら障害者手帳もらえる?
とか考え始め、その日は1日学習どころではありませんでした。
・24ヶ月払いで合計80万円がかかっているというプレッシャー
私は貯金が無く派遣切りにあって悔しくて自分を変えたいと思う勢いでテックキャンプに申し込みをしました。
テックキャンプが開講するまでの2ヶ月間は節約をして2つの仕事を掛け持ちして、やっとの思いで貯金30万円を捻出しました。
(なので事前学習する時間がなかったと言い訳しておきます)
それでもギリギリまで受けるか悩んでたのですが、始めなきゃ始まらないと自分を追い込む覚悟を10月末に決めました。
・諦めれば無意味に80万円を月3万円づつ2年間払っていかないというプレッシャー
上記に記述したように何度も挫折しました。
2週間で止めれば全額返金でしたが、それでは意味がないと続けました。
挫折するたびに「80万円をドブに捨てたんだ」
「なんのスキルも身に付かずにこれから80万円を2年間払っていくんだ」
と布団の中で何度も自分を責めました。
・こんなことも理解できないのか自分はバカだと自分を責める毎日
私は専門学校卒業してますが、高校は願書を出せば受かるような馬鹿高校でした。
おまけに高校ですらない高等専修学校です。
昔から勉強が大っ嫌いで一度も受験をしたことがありません。
特に算数・数学は大嫌いです。成績はいつも最低でした。
馬鹿なのは自覚してたけど、ここまで馬鹿だったかと理解できない自分を蔑み自虐的になっていきました。
・プログラミングは向いていない、道を間違えたと自分を責める毎日
上記に書いたように数学が嫌いなゆえに計算式が苦手です。
しかもずっと美術系だったので完全なる文系。
youtubeでプログラミングが向いていない人と検索をするとほぼ当てはまっていて、どんどん落ち込んでいきました。
・減っていく拙い貯金、将来への不安
貯金は30万円です。
どう考えても3ヶ月間無職で大人1人と猫3匹は養えません。
家賃もクレジットカードの支払いも毎月あります。
なので土日は家電量販店のスマホ・ネット通信販売の仕事をしていました。
しかしフリマアプリに入ってから学習が遅れ仕事している場合ではなくなり、土日入ってた仕事を派遣会社に休みにできないか連絡をしました。
クリスマス後年末年始の商戦期だったので難しいと言われましたが「今はプログラミング学習に集中したい」とお願いしなんとか休ませてもらいました。
その後、派遣会社からは「今後今の時給での仕事紹介はできなくなる可能性がある」と脅されました。
私は時給1600円でしたし、このご時世に当たり前です。
ただかなり精神的にやられました。
・社会から隔離されてプログラミングコードにしか向かうことしかできない日々
土日していた仕事も休み、ただひたすらプログラミングと向き合う日々が続きました。
年末年始もずっとプログラミングコードを書いてました。
やりたくないと思ってもやるしかない毎日、かなり消耗していきます。
・期限までに終わらないと転職サポート・転職保証が消えるという事実
テックキャンプには転職保証というエンジニアに転職できなかったら全額返金という制度と、カリュキュラム終了後キャリアアドバイザーの面談を通して転職活動をサポートするという制度があります。
私たち89期生は1月15日15時までにフリマアプリが終われば転職保証対象
1月22日15時までにフリマアプリが終われば転職サポート対象となります。
終わらなかった場合は14日間38,390円、28日間76,780円で 延長できます。
すでに80万かかるのに更に払うなんて無理😱
この期限も追い込まれる原因の一つでした。
改善するためにやったこと
・早起き
雇い止めにあった8月から朝5時に起きをするようにしました。
・毎日1時間のウォーキング
神社に参りをして家の近くの川沿いを野鳥を見ながら一時間歩くようにしました。
・瞑想
テックキャンプの朝礼に5分の瞑想がありますが、自主的に15分から20分ほど瞑想を始めました。
・悩みを書き出す
A4のコピー用紙にとにかく今の不安なことを書き出しました。
そしてすぐにできるものとできないものに分けて、解決策を追記しました。
・日の光を浴びる
庭先によく光が入るので庭先で日の光を浴びなががら瞑想をするようにしました。
・猫と多めに戯れる
3匹の猫と嫌がられない程度にコミュニケーションをふやしました😸
・辛いもいを吐き出して泣く
母に電話をし辛い思いを吐き出し大泣きして話を聞いてもらいました。
(お母さんありがとう)
・いろんな人に電話する
派遣会社の人、バイク仲間にとりあえず電話しまくり(笑)
ライン電話で顔を見ながら電話をしました。
・2月からの仕事を手配した
派遣会社の信用できる人に2月から仕事がないか連絡をしました。
すぐにコールセンターの仕事を勧めてくれました。
・転職サイトに登録をした
転職サイトに登録をし、書類選考を出したところ2社通過し面談のお時間をいただきました。
まとめ
そんなことで精神的にボロボロでしたが、逃げずにプログラミングと向かい合いなんとか最終課題フリマアプリを終わらせることができました。
これもテックキャンプのメンターさん、ライフコーチさん、キャリアアドバイザーさんのおかげです。
本当にありがとうございます。
まだほんの序章でつまづいてしまいましたが、これからが本番!
このテックキャンプの貴重な体験を無駄にしないように転職活動に活かしていきたいと思います。